📝先輩とキャリアについて話した中で感じたこと

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おいらの環境について

まず、僕が現在在籍している会社は社員数300人規模の会社です。

自分がこれまで在籍してきた会社と比較してもかなり制度や組織体系が整っていると感じていて、業務をすすめる上での様々なフローが仕組み化されていて本当に感謝です。

しかし、社歴はまだ10年に満たないベンチャー企業であります。

300人でも僕からしたらかなりの人数を抱えているという印象ではありますが、ここでいう大手企業はおそらく毎年新卒社員を何十人、何百人規模で採用するほどの資本力のある企業なんだと思います。

大手とベンチャーの育成プロセスの違い

大手企業はすでに新人育成のプロセスが整っており、入社1年目のタスク、2年目のタスクなど、年数を重ねるごとに個人の成長が担保されるような育成の仕組みがあるようです。

つまり、決まった仕事が多いようです。

決まった仕事があるということは、向かっていく先がすでに見えている状態であり決めることへの労力がないため楽っちゃ楽そうです。

ただ、自分のキャリアはより柔軟にコントロールできたほうが良いのかなと僕自身は思うので、その点でいうと自分で得られる経験をコントロールしづらいのかなとも思います。自分より優秀な人がたくさんいる環境では、必ずしもやりたい仕事が得やすい環境ではないことは容易に想像がつきます。

それに対して、多くのベンチャー企業ではその規模にもよりますが、入社年度によってタスクが決まっているなどはないかと思います。

僕の今の環境では、やりたいことはあるけどまだ未定義の状態ということが多く、それを進める上でも実力さえあれば誰でも推進していけるような機会には恵まれている気がします。

エンジニアであれ、常にビジネスと隣合わせの感覚があり、個人的には楽しいです。

ただ、機会には恵まれているが、それを得られるかどうかは大手と同じ基準だと思います。

その基準が、「信頼値」です。

この値は組織風土やレベルなどで変化するのでどの組織でも一定値であるわけではないですが、実力(信頼)がないと仕事が回ってこないのはどの環境でも同じであるということはインターンや研修を通じてなんとなく肌感覚で実感しています。この点に肌感覚レベルで早めに気づくことができるのはベンチャーならではかも知れません。

24年生きてきた中で、早めに気付けるかどうかはその後の結果を大きく左右するなという実感はあります。この間も好きなアニメの一番くじが2年前に発売されていたことを知って落胆しました…

なので、なる早精神は最もコスパがよい簡単なアクションなので大切にしたいです。

新卒でベンチャー企業に入るということは、やはりそれなりのリスクのある行動だと言われて改めて感じました。

  • 成果につながりそうなアクションを自分で定義する必要がある(その責任は自分で追う必要があり、結果が良くても悪くてもそのまま直接返ってくる)
  • 長期育成プロセスがないため、大手在籍者の3年後の状態にたどり着けているかどうかは自分次第(早めることもできれば、逆にミスったら遅れる)

ただ、自分で課題自体を定義し、それを改善していくプロセス自体はこれまでやってきたものとなんら変わらないしそっちのほうがむしろ動きやすい(すでに決められていると逆にやりづらい)とさえ思うのでベンチャーに入れたことは個人的には良かった気がします。

大手企業の年収引き上げに関して

大手で近頃新卒の年収が引き上げられている現象について伺ったところ、大手企業ではこれまで年功序列で敷いてきた評価制度の見直しにかける工数と、いつやめるかわからない新卒に少しでも高い給与を最初から払っておくことを天秤にかけたときに、後者のほうがコスパが良いからと言う理由で年収が引き上げられているらしい。

学生の優秀さ自体は変わっていないし、だったら初期費用で引き上げて置くほうが考えることを放棄できて楽です。

ただし、評価制度自体は古いままなので、その人の実力を成果や他の指標で正当に評価できているかどうかは怪しい。また、時代が変わっているのに評価制度が変わらないと人が流れ出ていってしまう気がする。

これは正直なところ、自分としてはやりづらいなと感じます。自分を正当に評価できてなければ、次取るべきアクション設計にもブレが生じるためです。それが何年も積み重なってしまうと、かなり無駄な時間を過ごしていたという状態になりかねません。

いかに適正な評価をくだすか?というのは長期的にみて重要なことなんだと思いました。うちの会社ではそのあたりの適性評価を上の方々が時間を削りながらやってくれているということも聞くことができてよかったです。

純粋に、頑張った分給与に反映されるって気持ちいいなと思います。

それを踏まえて…

やっぱり技術力と社会人としての当たり前を極めて一人前になるってのがより面白い仕事をやるための最初のステージっぽいのでまずはそこを目指して爆速で成長していくしかないなと思いました。

常に思うのは、技術力があればな…ということ。

以前、ライブラリのOSSにプルリク通して現状の問題を力技で解消したという記事を読んだことがあります。

そういう選択肢を持てるエンジニアにすごく憧れました。

今年は自分の想像を超えるようなエンジニアの話を聞く機会なども作れたら良いなと思うのでイスコンとか出て現実を知るのもありだなと思ってます。なんかには出たい。

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